2017.09.04

トーストやパンケーキ、アイスクリームにぴったり!クエン酸でジャムを作ろう

ライフスタイル
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朝食が和食派の方もいれば、洋食派の方もいます。洋食派の多くは、朝食にトーストやパンケーキを食べるもの。そんなトーストやパンケーキには、ジャムがぴったりです。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアに行くとたくさんの種類のジャムが売られていますが、ジャムは手作りすることも可能です。家庭菜園で野菜がたくさん採れたり、おすそ分けで果物をたくさんもらったりした場合など、手作りジャムを作ることで食材の味を違った方法で楽しむことができます。
そんなジャムを手作りする際には、「クエン酸」を加えるのがおすすめです。
今回は、クエン酸を用いた手作りジャムの作り方についてご紹介します。

■クエン酸をジャム作りに活用する理由

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料理にも活用できるクエン酸。クエン酸を用いた料理方法のひとつとして、ジャムの作り方があげられます。

一般的なジャムには、とろみがあります。とろみがなければトーストやパンケーキに付けても生地に染み込んでしまい、ジャム特有の美味しさをそのまま感じることができません。
ジャムのとろみの正体は、果物や野菜に含まれるペクチンという成分が糖類や酸と一緒に加熱されることでゲル化したもの。ペクチンは、細胞と細胞をつなぎ合わせる接着剤のような働きをする食物繊維の一種です。水に溶け出しやすく、糖類や酸と一緒に加熱することでとろみを出す特徴があります。つまり、果物や野菜でジャムを作る際は、糖類や酸を加えなければいくら煮詰めてもとろみは出せないということ。手作りジャムでなかなかとろみが出ない場合は、ペクチンの少ない食材を用いている可能性が高いといえます。
そこでおすすめとなるのが、「クエン酸」です。ジャム作りにクエン酸を用いると、ペクチンの少ない食材であってもペクチンの性質を上手く利用して簡単にとろみを出すことができます。クエン酸は、ジャム特有の「とろみ」を出すのに大いに役立つのです。

■果物や野菜を用いたジャムの作り方

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クエン酸を加えるジャム作りの方法は、以下の通りです。

果実ジャム

【材料】
・お好みの果実(冷凍でも可)……500g
・水……50g
・クエン酸……2.5g
・砂糖(グラニュー糖でも可)……100g

【作り方】
1.材料をすべて鍋に入れ、強めの中火にかけて混ぜ合わせながら果実を溶かします。
2.材料がある程度溶けたら、弱火から中火に調節しながらじっくり煮詰めます。
3.ジャムがトロトロになれば、完成です。(お好みのとろみ感でOK)

かぼちゃジャム

【材料】
・かぼちゃ……約500g
・砂糖……300g~500g
・クエン酸……4g
・レモン汁……大さじ1杯
・レモンの皮のすりおろし……小さじ1杯

【作り方】
1.クエン酸を熱湯で溶かしておきます。
2.かぼちゃの種を除いて皮をむき、ざく切りにしてから蒸し、箸が通るくらいの柔らかさになれば裏ごしします。
3.鍋に2を入れ、砂糖を加えてよく混ぜ合わせてから弱火にかけます。
4.砂糖が完全に溶けると強火にし、熱湯で溶かしておいたクエン酸を加えてひと煮立ちさせます。
5.最後に、レモン汁とレモンの皮のすりおろしを加えて混ぜ合わせば、完成です。

にんじんジャム

【材料】
・にんじん……200g
・砂糖……100g
・クエン酸……2g
・塩……少々
・レモン汁……少々

【作り方】
1.にんじんを薄めのいちょう切りにします。
2.いちょう切りにしたにんじんを鍋に入れ、ヒタヒタになるまで水を加えて火にかけます。
3.弱火で水気がなくなるまで煮たら、裏ごしします。
4.砂糖、クエン酸、塩を加えて再び火にかけ、トロトロになるまで、もしくは好みの固さになるまで煮詰めます。
5.煮詰まったら火を止め、最後にレモン汁を加えたら完成です。

掃除に役立つクエン酸は、料理や調味料としても活用することができます。ここでは、ジャム作りにも役立てることができる点についてご紹介しました。
果物や野菜などを用いてジャムを作る際には、クエン酸を用いてとろみのある美味しいジャムに仕上げましょう。

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