よくあるご質問

Q&A

よくあるご質問

ホウ酸

眼の洗浄・消毒の際の使用法は?

3g(1包)をとり、滅菌精製水150mLに溶かして使用します。調整後の液は、なるべく早くご使用ください。

ホウ酸ダンゴの作り方は?

【材 料】
ホウ酸…………………………300g
小麦粉…………………………240g
〔もしくは茹でて(又は蒸して)すりつぶしたジャガイモ大玉1個〕
砂糖……………………………大さじ2
玉ネギのおろしたもの…………大さじ2
牛乳………………………………適量

【作り方】
1:上記の材料を耳たぶ位の軟らかさに練り、小さなダンゴ(直径2cm位)を作ります。ダンゴが軟らかめの時は1、2時間後に丸め直します。
2:出来上がったダンゴを直射日光で表面に白い粉がふくまで、1週間位(夏場なら約1週間、冬場は10日間ほど)十分に乾燥させます。
3:このホウ酸ダンゴをゴキブリのよく出そうな場所に2~5個配置します。最初の2年間は春、秋半年毎に取り替えます。3年目からは年1回(春)でいいです。

【特 徴】
ホウ酸はゴキブリに対して、特異的に効果を発揮します。
玉ネギはゴキブリに対する誘引性が強く、ゴキブリが好んで食べます。ダンゴを食べたゴキブリは、すぐに死んでしまうのではなく脱水状態になり、水を求め乾燥状態で死にます(3~15日で死ぬ)。また、ホウ酸のにおいにより、ゴキブリがその一帯に寄りつかなくなるため、ホウ酸の原末(分包ホウ酸でよい)を置いておくだけで、ゴキブリがその一帯に寄りつかなくなります。

【注 意】
作業後は石ケンでよく手を洗って下さい。ホウ酸は5gで幼児の致死量に達し、かなり毒性が強いので幼児やペットが誤って食べないように注意してください。また子供の目にふれない場所に置き、子供のおもちゃにならないように注意して下さい。

化学用『ホウ酸』の違いは?

ホウ酸の精製度が異なります。
化学用『ホウ酸』は原料をそのまま製品化していますが、日本薬局方ホウ酸は原料を精製し製品化しています。そのため、化学用『ホウ酸』は眼科用剤としては使用できません。

ホウ砂の違いは?

どちらも結膜嚢の洗浄・消毒に使用されますが、構造式、使用濃度が違います。

  ホウ酸 ホウ砂
化学名  Boric Acid  Sodium Borate
分子式  H3BO3  Na2B4O7・10H2O
分子量 61.83 381.37
pH 3.5~4.1 9.1~9.6
適用 結膜嚢の洗浄・消毒に2%以下の濃度で用いる。 結膜嚢の洗浄・消毒に1%以下の濃度で用いる。