2018.09.14 インフルエンザ予防について

インフルエンザの予防接種。

インフルエンザ予防について
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腫れる人、腫れない人の違いってなに?

インフルエンザの予防接種を受けたら、注射した箇所が真っ赤に腫れあがってしまった…なんていう経験はありませんか?なかには腫れが大きく広がるケースや、かゆみや痛みを伴うケースもあるようです。どうしてこのような症状が起こるのでしょうか?ここでは、インフルエンザの予防接種を受けたときに起こる様々な困った症状のなかから、特に多い「腫れ」を中心に解説します。

インフルエンザの予防接種で現れる副反応とは?

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インフルエンザの予防接種は、感染力がなくなるように処理された微量のウイルスを体内に入れることによって、体の中にある程度の抗体ができることを期待しているものです。しかし、予期していた抗体づくりとは異なる、不都合な別の反応が出てしまうことがあり、それらはまとめて「副反応」と呼ばれます。比較的多く見られる副反応には、注射した部位周辺に現れる局所的な症状と、身体全体に現れる全身症状があります。

<よくある局所的な症状>…予防接種を受けた人の約10~20%に現れます。

・注射した部位の皮膚が赤くなる

・注射した部位の皮膚が腫れる

・注射した部位の皮膚がかたくなって、しこりのようになる

・注射した部位の皮膚が痛くなる

 

<よくある全身症状>…予防接種を受けた人の約5~10%に現れます。

・熱が出る(ほとんどの場合は微熱。子どもは高熱になることも)

・体がだるくなる

・頭痛がする

 

副反応が起こる原因

弱体化させた感染力のない微量のウイルスから作るインフルエンザのワクチンは、人の体にとっては異物です。こうした異物が体内に入ると、体は免疫システムを働かせてそのウイルスに対抗できる抗体を作ろうとします。これが本来の予防接種の目的です。しかし、抗体を作るためには白血球が集結して活発に働くため、ワクチンを接種した部分が熱を持ったり、腫れたりすることが起こります。この白血球の働きによって引き起こされる症状が副反応であり、これは接種されたワクチンに対して、体が正常に反応した証拠と考えられます。

また、通常のインフルエンザワクチンにはチメロサールという防腐剤が使用されており、人によってはこのチメロサールの成分に対して過敏症であるという場合があり、この成分に反応して腫れなどの症状が出ることもあります。

 

インフルエンザの予防接種で腫れる人、腫れない人との違いとは

インフルエンザの予防接種をしても、全く接種した箇所が腫れない人もいれば、逆に大きく腫れてしまう人もいます。また、同じ人でも接種を受けた年によって大きく腫れる年もあれば、全く腫れない年もあります。どうしてこのような違いが出てくるのでしょうか。

皮下注射であること

また、注射をする際には皮下注射をする場合と、筋肉注射をする場合がありますが、日本でのインフルエンザの予防接種は、皮下注射をします。筋肉注射に比べておだやかに作用するといわれる皮下注射ですが、注射した箇所にしばらくワクチンが留まるため、その場所が腫れたり赤くなったりしやすくなります。特に、ワクチンに対して反応が激しく出る人の場合、より強い痛みや腫れが症状として出る場合があります。

何らかのアレルギーや過敏症があるかどうか

前述したチメロサールの成分に対する過敏症がある人や、ワクチン製造過程で使用する卵に対するアレルギーがある人の場合は、そうでない人に比べて腫れやすい傾向が見られます。

 

インフルエンザの予防接種後に腫れや痛みが出た時の対処法

腫れた部位を冷やす

では、インフルエンザの予防接種後に腫れや痛みが出た場合には、どのような対処をすればよいのでしょうか。接種した周辺が赤く腫れる症状の場合、冷やしたタオルやアイスノンなどで患部を冷やしましょう。2~3日で症状が治まるので、ほとんどのケースで特に心配はいりません。

やってはいけないこと

接種した箇所をひっかいたり、硬くなった箇所をもみほぐしたりたたいたりすると、症状を悪化させてしまうので絶対にやめましょう。

腫れている部位が大きい、痛みが強い場合には…

腫れている部位が腕全体に広がって次第に大きくなってきた、痛みが我慢できないほど強くなってきた…などの症状が見られる場合には、医療的な対処が必要なケースもあります。数日たっても症状がおさまらない時には医療機関への受診が必要です。

 

 

いつもと違う!? こんな症状が出たときは迷わず病院へ!

接種後すぐに現れる「アナフィラキシーショック」

非常にまれな副反応としては、「アナフィラキシーショック」があります。じんましんや湿疹や痒みが一気に広がる、高熱が出る、けいれんがおこる、腹痛や下痢や嘔吐、呼吸困難、手足のしびれなどの症状が出たら、ただちに診療してもらうことが必要です。接種直後から30分後くらいまでの時間に突然症状が現れることが多いため、万一の場合に備えて、予防接種後30分は病院内で静かに様子を見るか、いつでも病院に連絡の付く場所で待機しておくのがおすすめです。

手足のしびれや筋力の低下も危険信号

同じくまれな副反応としては、予防接種後しばらくしてから手足のしびれや麻痺、筋力の低下などが見られる「ギラン・バレー症候群」が発症することもあります。手足に力がはいらない、歩くとつまずく、階段が登れない、食べ物や飲み物が飲みこみにくい、うまく物をつかめない、呼吸が苦しいなどの症状が特徴で、接種してから数週間後に症状が出ることもあるため、なかなか予防接種との関連性に気が付かないこともあります。症状が急速に悪化するという特徴もあり、早めの治療が回復の鍵です。万一いつもと違う症状が出たら、すぐに病院に行き、インフルエンザの予防接種をしていることも伝えるようにしてください。

 

まとめ

腫れやかゆみなどの症状は、インフルエンザの予防接種後に起こることの多い副反応です。もしそうした症状が出たら冷やすなどの適切な対応をとりましょう。また、インフルエンザの予防接種の副反応について知識を持っておくことで、危険な兆候も見逃さないようにしましょう。

 

インフルエンザの予防接種。

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