2018.09.14 インフルエンザ予防について

飲酒とインフルエンザの予防接種について

インフルエンザ予防について
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インフルエンザの予防接種を受けたら、「今日はなるべくお酒は控えて、安静に過ごしてくださいね」と言われることが多いですが、少量であれば飲酒をしても問題は無いのでしょうか? 予防接種の前後で飲酒をしてもいいのかどうか、気になる人も多いはず。ここでは、飲酒と予防接種の関係を中心に、接種前後の過ごし方について解説します。

 

インフルエンザの予防接種の前に飲酒してもよい?

予防接種前日の過ごし方

インフルエンザの予防接種は丈夫な抗体を作るために、なるべく体調が良好な状態の時に受けることが基本とされています。そのため予防接種前日は、栄養バランスのとれた食事と、十分な睡眠を心がけ体調を整えておくことが重要です。予防接種前日の飲酒については特に禁止されてはいませんが、予防接種に備えて体調をより良い状態に保っておくという意味でも、できる限り控えるようにしましょう。

 

当日予防接種が受けられない人

インフルエンザの予防接種当日、以下の項目に当てはまる人は、予防接種を受けることができません。

★接種当日37.5度以上の発熱がある人

★何らかの急性疾患にかかっていて、薬を服用中の人

★過去にインフルエンザの予防接種で、アナフィラキシーショックなど重篤な副反応を起こしたことがある人

これ以外の場合でも、医師が接種は不適当だと判断した場合には、当日の予防接種は不可能になることがあります。また、次の項目に当てはまる人は予防接種を受ける際に、医師とよく相談する必要があります。

★心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患がある人

★過去にインフルエンザの予防接種で、接種後2日以内に発熱や発疹などのアレルギーを疑う症状が現れたことがある人

★過去にけいれんを起こしたことがある人

★過去にぜんそくの診断を受けたことがある人

★過去に免疫不全の診断を受けた人、あるいは近親者に先天性免疫不全症の人がいる人

★卵アレルギーなど、接種液の成分に関するアレルギー反応が出る恐れのある人

 

また、予防接種の当日に頭痛や腹痛、睡眠不足、二日酔いなど体調に不良がある場合は、接種後の副反応がもたらす体への負担も考慮して、接種を避けた方が良いと考えられています。体調で気になることがある人や、過去の予防接種でアレルギー反応などが出たことのある人は、事前に医師に相談することをおすすめします。

 

インフルエンザの予防接種当日の飲酒はいいの?

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それでは、インフルエンザの予防接種を受けた当日の飲酒についてはどうでしょうか。厚生労働省が出しているガイドラインでは、予防接種後の飲酒について以下のように考えられています。

厚生労働省のガイドライン

厚生労働省では、過度なアルコールの摂取はそれ自体で体調を崩すおそれがある上に、副反応の症状を悪化させてしまうことも考えられるため、予防接種当日の大量の飲酒は避けることを推奨しています。

予防接種当日の飲酒そのものが禁止されているわけではありませんが、飲酒の量については注意する必要があるようです。飲酒量については、アルコール分解能力に対する個人差もあることから、明確な基準などは定義されていませんが、飲酒したとしても1杯程度でとどめておくのが良いでしょう。

 

副反応が出ている場合

インフルエンザの予防接種を受けた後、まれに期待していた抗体づくりとは別に、腫れや痛み、発熱などの不都合な反応が現れる場合があります。これらは副反応と呼ばれ、アルコールの摂取によってその症状を悪化や長期化させるおそれがあるため、この場合の飲酒は控えて安静に過ごしましょう。また副反応の多くは、接種後24時間以内に症状が現れることが多いといわれています。そのため、飲酒前には体調に問題が無くても、しばらくしてから副反応の症状が現れるケースも考えられます。予防接種の直後に副反応が出ていなくても、少なくとも24時間以内は体調の変化を気に掛けるようにしましょう。

ちなみに、副反応が出るかどうかは、予防接種を受けた年や年齢、その時の環境などによって変わると考えられています。前年の予防接種後に飲酒しても副反応が現れなかったからといって、今年も出ないとは限らないので注意するようにしてください。

 

予防接種後の過ごし方の注意点

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予防接種後は、接種されたワクチンに反応して体内で抗体をつくる重要な時期です。基本的にはいつも通りの生活を送って問題ないとされていますが、飲酒のほかにもいくつか注意が必要な点があります。ここでは、特に注意が必要な予防接種後の過ごし方をご紹介します。

接種後30分は医療機関の近くで待機する

インフルエンザのワクチン接種後30分間は、アナフィラキシーショックなど重篤な副作用が起こる可能性があります。万一の事態にもすぐに対応できるよう、接種後しばらくは病院で待機するか、医療機関と連絡がとれる状態でいるようにしましょう。

 

接種後24時間は体調の変化に注意する

インフルエンザの予防接種による副反応は、ワクチン接種後24時間以内に症状が現れる場合が多いと考えられています。そのため接種後すぐに副反応が現れなくても、油断は禁物。24時間は体調の変化に注意して、できるだけ安静に過ごすようにしましょう。

 

激しい運動は避ける

飲酒と同様の理由で、激しい運動もそれ自体で体調に不調をきたすおそれがあるため、予防接種当日は控えなければなりません。普段の生活での歩く、自転車に乗るなど、比較的程度の軽いものは問題ありませんが、ランニングや水泳、子供の部活動などは休ませるようにしましょう。

 

お風呂は入って大丈夫

副反応が出ていなければ予防接種当日の入浴は問題ありませんが、接種後少なくとも1時間は時間をあけます。また、接種箇所からの細菌の侵入を防ぐためにも、多くの人が利用する銭湯などは避けて、なるべくきれいなお湯に浸かりましょう。長い時間の入浴は体力の消耗にもつながるので、湯船につかる場合も短時間で済ませます。接種した箇所は強くこすらないように注意しましょう。

 

<まとめ>

インフルエンザの予防接種の前日や当日は、丈夫な抗体を作るためにも、安静に過ごし、体調の変化に注意することが必要になります。飲酒については、明確に禁止されているわけではありませんが、少なからず体調に影響を与える可能性があることを考慮して、可能な限り控えるようにしましょう。

 

 

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