2018.11.07 インフルエンザ予防について

インフルエンザの潜伏期間はいつからいつまで? どんな症状がでるの?

インフルエンザ予防について
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インフルエンザなどの感染症には、ウイルスが体内に侵入してから症状が現れるまで、潜伏期間が生じます。適切な治療を受けたり、感染の拡大を防いだりするためにも、潜伏期間とはどういったものなのか理解しておくことが大切です。そこで今回は、インフルエンザの潜伏期間についてご紹介します。

インフルエンザの潜伏期間について

いつからいつまでが潜伏期間なのか

潜伏期間とは、ウイルスに感染してから症状が発症するまでの期間をさします。インフルエンザウイルスの感染経路はウイルスを含んだ飛沫を吸い込む「飛沫感染」と、ウイルスが付着したものに接触する「接触感染」が主流で、体内に侵入すると加速度的に増殖していきます。たった1個のウイルスでも、8時間後には100個、16時間後には1万個、24時間後には100万個にまで増殖します。ウイルスの数が数千万に達するとインフルエンザの症状が出始めるのですが、それまでの期間は短く、最短で12時間、長い場合でも5日程度で発症するといわれています。

 

体質や年齢などによっても個人差がありますが、一般的なインフルエンザの潜伏期間は1日から3日程度と考えられています。ただし、潜伏期間はウイルスの型によって異なり、A型は12時間から48時間、B型・C型は1日以上といわれています。

 

潜伏期間も症状はでる? 前兆はある?

インフルエンザウイルスは体内に侵入すると急激に増殖し、発症まであまり時間を要さないといわれています。当然ながら潜伏期間は短く、発症する前兆もないまま、突然高熱が出たり、強い寒気を感じたりなど、急激に諸症状が現れるのがインフルエンザの大きな特徴なのです。風邪の場合は、ひき始めに喉の痛みや鼻水、くしゃみなどの軽い症状がみられるため、容易に風邪を疑うことができ、「睡眠と栄養をしっかりとって、体を冷やさないようにしよう」と、症状の悪化を防ぐ対策もとれます。しかし、インフルエンザは無自覚のうちにウイルスが急増し、激しい症状が現れるまで感染に気が付くことができないので厄介なのです。

 

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インフルエンザの感染力について

発症前日から、発症後一週間程度は感染力が持続

インフルエンザウイルスは感染力が非常に強く、発症する1日前から感染力をもっていると考えられています。自覚症状のない潜伏期間中も感染力があるため、感染した人は気づかないうちにウイルスをまき散らしてしまい、毎年のようにインフルエンザは流行するのです。感染した人は発症後7日間までは鼻や喉からウイルスを排出し続けているため、症状が治まったとしても感染を広げてしまう状態にあります。このため、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」が出席停止期間と定められており、社会人であっても医師の指示に従って自宅療養する必要があります。症状が軽くなってもウイルスは感染力を維持しているため、決められた期間は無駄な外出は控えましょう。

感染から3日目が最も感染力が強い

一般的にインフルエンザウイルスの感染力が最も強いのは、感染から3日目頃と考えられています。この頃、体内には大量のウイルスが増殖しているため、これを退治しようと免疫が働くことで体温も上昇し、39度前後の高熱が出るケースが多くなるのです。ウイルスを体外に排出しようと咳も頻回となり、家族など周囲の人にウイルスをまき散らす可能性が高くなるため、二次感染しやすい時期といえます。感染したばかりの潜伏期間は症状がみられないので判断が難しいのですが、発症前日を1日目と考え、そこから3日目までは特に感染リスクが高い時期として対処したほうがよいでしょう。また、感染している人だけでなく看病する家族も、接する際はマスクをするのが望ましく、部屋の換気、うがい・手洗いなどを徹底しましょう。

 

ウイルスが猛威を振るっているピーク時は症状が最もつらく大変な時期ですが、その後は徐々に穏やかになり、熱も下降していきます。しかし、油断は禁物です。ピークを過ぎた後も2、3日程度は感染力を維持しているため、完治するまで感染予防対策をしっかり行いましょう。

 

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潜伏期間中のインフルエンザの検査について

インフルエンザの流行シーズンは、風邪のような症状があると「ひょっとしてインフルエンザかも?」と心配になり、病院へ行った方がよいのか悩んでしまいます。特に、学校や職場、家庭などの生活圏でインフルエンザに感染した人がいれば、早めに治療を開始したいという気持ちから、症状の出ないうちに足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。しかし、仮にインフルエンザウイルスに感染していたとしても、潜伏期間中だと検査で正しい結果が得られにくいといわれています。というのも、インフルエンザの検査では体内にいるウイルスを検出することで陽性・陰性を判断するのですが、まだウイルスの数が少ない潜伏期間中は、感染していてもウイルスが検出されにくく、陰性となってしまう場合があるのです。

 

一般的なインフルエンザの検査では、発症から12時間以降に受けることが推奨されています。インフルエンザの代表的な初期症状である

 

  • 38度以上の高熱が出る
  • 強い倦怠感や悪寒がある
  • 筋肉痛・関節痛がある
  • 激しい頭痛がする

 

以上のうち該当するものがあるかをチェックし、いつぐらいから症状が現れ始めたのか把握しておきましょう。また、抗インフルエンザ薬が有効なのは発症後48時間以内に服用した場合なので、検査の有益性と合わせて、発症後12時間以降、48時間以内に病院へかかるようにしましょう。

まとめ

インフルエンザウイルスに感染した場合、自覚症状のない潜伏期間中であっても感染を広げるリスクは十分にあります。そのため、自分自身はもちろん、家族や職場の同僚など、いつどこでウイルスに侵入されているのか分かりません。インフルエンザが怖いのは、その症状の激しさはもちろん、気づかないうちに感染が広がっていくところなのです。流行シーズンは感染予防の基本であるうがい・手洗いを徹底し、人込みは避けるなど、十分に対策をとりましょう。また、流行が収まった後も、ウイルスに感染した人は残っているため、ピーク後3週間程度は引き続き予防対策を続けるのが望ましいとされています。インフルエンザの特徴を正しく理解し、効果的に予防していきましょう。

インフルエンザの潜伏期間はいつからいつまで? どんな症状がでるの?

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