2020.02.19 ノロウイルスなど感染症予防について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状と潜伏期間を解説

ノロウイルスなど感染症予防について
  • twitter
  • facebook
  • はてブ!
  • twitter
  • facebook
  • line

「新型コロナウイルスに感染すると、重度の肺炎を起こす?」「いやいや、風邪程度の軽い症状で済むらしいよ」。新型コロナウイルスについて、連日報道されるさまざまな情報に、混乱している人もいるのではないでしょうか。今回は、2020年2月13日現在で明らかになっている、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状と、潜伏期間について解説します。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状【2020年2月13日現在】

●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の初期症状

世界保健機関(WHO)によると、新型コロナウイルス感染者の多くからは以下の症状がみられたと報告されています。

・37.5℃以上の発熱
・咳
・筋肉痛、倦怠感
・痰
・頭痛
・息苦しさなど呼吸器症状

このほかに下痢や血痰といった症状を訴える人もいる一方で、中には熱の出ないケースもあるなど、症状の現れ方には個人差がみられるようです。WHOによると、現在の感染者のうち80%は軽症であると考えられています。ただし、軽症であっても感染を広げるリスクはあるため、日本国内においては、軽症患者はもちろん、ウイルスを保有していても症状のない無症状病原菌保持者も、指定された医療機関で入院措置がとられることになっています。

●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は重症化するケースもある

現段階では新型コロナウイルスに感染しても、ほとんどが軽症で済むと考えられていますが、中には重症化するケースもあるようです。重症化した場合、以下のような症状が引き起こされる恐れがあります。

・肺炎
・呼吸困難
・肝臓機能の低下

WHOは、新型コロナウイルスの感染によって重症化に至るケースは感染者の約20%との見解を示しています。これについて現段階では、どういった人が重症化するリスクがあるかは解明されていません。しかし、実際に報告されている死亡例の多くは、高血圧や糖尿病、心臓疾患など、免疫を低下させるような持病があった患者や高齢者であったことから、高齢者や持病がある人など免疫力の低い人が感染した場合には、重症化する恐れがあると考えられています。

新型コロナウイルスの潜伏期間【2020年2月13日現在】

潜伏期間のイメージ

厚生労働省によると、新型コロナウイルスに感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、1~12.5日(多くは5~6日)とされています。ただし、ほかのコロナウイルスの情報などを考慮すると、最大で14日間になる可能性も示唆されています。
最大14日と考えると、インフルエンザなどのほかの感染症と比べて、新型コロナウイルスの潜伏期間は長く感じられますが、この間も感染を広げるリスクはあるのでしょうか。これについての厚労省の見解は、潜伏期間中にも感染を広げる可能性を示唆する報告もみられるものの、確実なことは不明とされています。一般的に、肺炎などを引き起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く現れる時期が感染を広げるリスクが高いと考えられています。そのため、感染予防を意識する際は、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避けることを心がけましょう。またこれらの症状がある人は、ウイルスをほかの人へうつさないためにも、必ずマスクを着用しましょう。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防と対策

感染症対策としての手洗い

●主な感染経路は「飛沫感染」「接触感染」

現段階では、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路として考えられているのは、「飛沫感染」と「接触感染」の2つです。

「飛沫感染」は、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸いこむことで感染を引き起こすものです。こうした感染は、学校や職場、映画館、満員電車などの人が多く集まる場所で起こりやすいと考えられています。学校や職場などでは定期的に室内を喚起し、映画館や満員電車などを利用する際は、できるだけ混雑する時間帯を避けることを心がけましょう。また新型コロナウイルスは、飛沫よりもさらに小さい微粒子を吸い込むことでも感染する可能性があるといわれています。微粒子の発生や吸い込みを防ぐため、室内はこまめに換気をし、トイレ使用後は蓋をしてから流すようにしましょう。

「接触感染」は、ウイルスの付着した部分に触れた手で口や鼻に触れ、ウイルスが体内に侵入することで感染するものです。特にドアノブやエレベーターの操作ボタン、電車やバスのつり革など、多くの人が触れる公共物は、ウイルスが付着している可能性が高いので、それらに触れた後や食事の前、トイレの後には、こまめに手洗いをしましょう。

●予防には、石けんと流水による手洗い+アルコール消毒が効果的

感染者との接触を避けていたとしても、無意識のうちにウイルスが付着したものに触れて、接触感染を起こす可能性は低くありません。そのため、新型コロナウイルスの感染予防としては、手洗いが推奨されています。手洗いする際は流水で流すだけでなく、石けんを使って指や爪の隙間から手首までをしっかり洗いましょう。目安として、30秒程度かけてしっかり洗浄するのが望ましいとされています。下記を参考に、正しい手順を覚えておきましょう。

<正しい手洗いの方法>

1. 手洗いの前に腕時計や指輪は外しておく。爪の隙間にゴミなどが入らないよう、日ごろから短く切っておく
2. 流水で十分に手を濡らした後、石けんをつけて十分に泡立てる
3. 手のひら、手の甲をこすり合わせるように全体を洗う
4. 指先、指の間、爪の間を念入りに洗う
5. 片方の手でもう一方の手首を覆い、しっかり洗う
6. 流水で十分に洗い流す

また、新型コロナウイルスには、アルコール消毒も有効と考えられています。そのため、手洗いの仕上げには、水分をしっかり拭ってから、アルコール剤で消毒を行うとより万全でしょう。手指全体に行き渡るよう、たっぷりの量を使い、すり込むように使うのがコツです。外出時など、すぐに石けんと流水による手洗いができない場合も、携帯用のアルコール消毒剤を利用するのがオススメですよ。

まとめ

中国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の被害は深刻ですが、命が危ぶまれるケースに至ることはまれであり、感染者の8割は軽症で済んでいるのが現状です。潜伏期間やその間の感染力など、まだ確定されていない部分もありますが、だからこそ、予防対策をしっかり行うことが大切といえます。毎日、こまめな手洗いを習慣にしましょう。また、新型コロナウイルスにはアルコール剤による消毒も有効なので、手洗いの仕上げや、手洗いできない際の簡易的な消毒などに、積極的に活用してください。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状と潜伏期間を解説

このコラムが気に入ったらシェアしよう!

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状と潜伏期間を解説

人気のある記事

おすすめの記事

インフルエンザ予防について

普通の風邪とは異なり、高熱や関節痛など全身に症状が現れるインフルエンザは感染力も非常に高く急激に発症します。インフルエンザに感染しない為には、事前の予防対策が重要。お子様や高齢者の方など年齢や性別を問わず猛威を振るう為、それに伴った手洗いやうがいをはじめとした、インフルエンザの様々な予防対策方法について知ることが大切です。

ノロウイルスなどの感染症予防について

感染症には様々な種類が存在し、ノロウイルスなどの感染症を患うと吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などといった症状を発症することがあります。また、人から人へと感染していく為、お子様や身内の方が感染した際にはしっかりと予防対策をしないとすぐに自分自身に感染してしまうことも。ノロウイルスなどを中心とした、感染症の身近な予防対策方法についてご紹介します。

KENEI CHANNEL

暮らしに役立つ情報を動画でわかりやすくご紹介します。毎日のお料理が楽しくなるレシピ動画や、お掃除のヒントになるようなお役立ち動画などをご紹介します。

製品ブランドサイト

手ピカジェル、手ピカジェルプラスといった、手ピカジェルシリーズやノロパンチなど健栄製薬の製品ブランドサイトをご紹介いたします。

ページの先頭へ