一般的に排便は、「便意」が生じてから行われることになります。便意が生じなくなると、結果的に「便秘症状」がみられるようになります。
便秘を解消するためには、意図的に便意を生じさせることが効果的です。なお、便意を生じさせるためには主に腸を刺激する必要があります。
ここでは、便秘を解消させるために日常生活で行える、腸を刺激するための簡単な運動法についてご紹介します。
■簡単に行える便秘解消の運動
「便秘解消に運動が良いとは聞くけれど、なかなか運動する時間が取れない」という方も多いはず。家事や育児で忙しく、ウォーキングしたりジョギングしたりする時間がなかなか取れずに便秘に悩み続けるのはなんとしても避けたいもの。
じっくりと運動する時間が取れそうにない方でもちょっとした時間で行える、便秘解消のための運動には以下のものがあります。
・両脚上げ運動
仰向けに寝転がり、両手を体の脇に置いたままひざを伸ばした状態で床から足を30cmほど持ち上げます。その状態を5~10秒ほどキープし、これを3~5回ほど繰り返します。
・脚先のぞき込み運動
仰向けに寝転がった状態で両手を頭の後ろで組み、体を少しだけ起こしてつま先をのぞきます。この際、首だけが動かないようにしっかりと腹筋を使いましょう。これを5~10回ほど繰り返します。
・バタ足運動
うつ伏せに寝転がり、顔を少し浮かせ、顔の下で手を組みます。そのままの状態でひざを伸ばし、足をゆっくりとバタつかせます。ひざを伸ばしたまま大きく足をバタつかせるのがコツです。これを10回程度繰り返します。
・バタ足屈伸運動
バタ足運動と同じ姿勢で、左右交互にひざを曲げ、かかとでおしりを軽くたたきます。これを20回程度繰り返します。
とっても簡単に行える便秘解消運動。これらの運動は、布団の中でも行うことができます。寝る前はもちろん、起床時の短い時間に行うことも可能です。朝は最も便意が生じやすい時間帯でもあるので、これらの運動を行うことでより効果的に腸を刺激することができます。
■お腹に優しく便秘を解消
便秘解消に効く運動を毎日続けることで、自然な形で便秘を解消させていくことができます。なお、「すぐにでも便秘を解消したい」と考える方には、便秘薬が効果的です。
一般的に、便秘薬は腸を直接刺激する刺激性のものが多くなっていますが、刺激性はお腹が痛くなるから苦手だという方に向けて非刺激性である酸化マグネシウムの便秘薬もあります。酸化マグネシウムの便秘薬では、腸を直接刺激するのではなく腸内に水分を集めて便を柔らかくするという特徴があります。
「便秘を解消するために色々な運動を試してみたけれど、ほとんど効果がなかった」もしくは、「運動よりももっと手軽に便秘を解消したい」と考えている方には、非刺激性の便秘薬がおすすめです。
体に負担をかけることなく、快適に便秘を解消させましょう。
この記事で紹介された商品について

便秘のその他の記事を見る
便秘のその他の記事を見る
インフルエンザ予防について
普通の風邪とは異なり、高熱や関節痛など全身に症状が現れるインフルエンザは感染力も非常に高く急激に発症します。インフルエンザに感染しない為には、事前の予防対策が重要。お子様や高齢者の方など年齢や性別を問わず猛威を振るう為、それに伴った手洗いやうがいをはじめとした、インフルエンザの様々な予防対策方法について知ることが大切です。
ノロウイルスなどの感染症予防について
感染症には様々な種類が存在し、ノロウイルスなどの感染症を患うと吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などといった症状を発症することがあります。また、人から人へと感染していく為、お子様や身内の方が感染した際にはしっかりと予防対策をしないとすぐに自分自身に感染してしまうことも。ノロウイルスなどを中心とした、感染症の身近な予防対策方法についてご紹介します。
KENEI CHANNEL
暮らしに役立つ情報を動画でわかりやすくご紹介します。毎日のお料理が楽しくなるレシピ動画や、お掃除のヒントになるようなお役立ち動画などをご紹介します。
製品ブランドサイト
手ピカジェル、手ピカジェルプラスといった、手ピカジェルシリーズやノロパンチなど健栄製薬の製品ブランドサイトをご紹介いたします。