2020.09.14 乾燥肌

【医師監修】4つのポイントを押さえて乾燥肌を改善しよう! 間違った生活習慣が乾燥肌の元凶に

乾燥肌
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ふとした時に気になる、頬のカサつきや口元のシワっぽさ。こうした肌の乾燥は、ある日突然引き起こされるのではなく、じわじわと肌に変化をもたらしながら進行していきます。なぜなら、ほとんどの乾燥肌は、間違った生活習慣が深く関わっているからです。今回は、乾燥肌を改善するために大切な生活習慣の4つのポイントについて解説します。

乾燥肌の改善は、生活習慣の見直しから

そもそも乾燥肌とは、肌の水分保持を担う「バリア機能」が崩れ、肌から水分が蒸発し、潤いを失った状態をいいます。乾燥肌を引き起こす原因にはさまざまなものがありますが、その中には、日々の生活習慣が原因となっているケースが少なくありません。こうした間違った生活習慣を続けていると、いつまでたっても乾燥肌が改善されないばかりか、ますます悪化させる可能性もあります。乾燥肌を改善するには、生活習慣をどのように見直せばいいのでしょうか。続いて、そのポイントを解説します。

乾燥肌を予防・改善する、生活習慣の4つのポイント

●肌をいたわる、保湿重視のスキンケア

スキンケアを行う女性

スキンケアは肌に直接触れながら行うため、力が強いと摩擦が生じ、肌を傷めてしまいます。肌を傷めると、肌の潤いを保つ”バリア機能”が崩れ、乾燥肌になる可能性があります。そのためスキンケアは、肌を傷めないよう、優しく丁寧に行うことが大切です。また、スキンケアに使うアイテムも、保湿成分が高配合されたものがよいとされています。以下にスキンケアのステップごとにポイントを解説します。

・ステップ① 洗顔
洗顔する際は、石けんや洗顔料をしっかり泡立て、手指で直接肌をこすらないよう、肌の上で泡を転がすイメージで行います。すすぎも皮脂を取り過ぎないように、ぬるま湯で行いましょう。洗い終わったら、柔らかいタオルで顔をそっと包み込み、丁寧に水分を拭きとります。

・ステップ② 保湿
洗顔後、すぐに保湿を行います。たっぷりの量の化粧水を手の平にとり、温めてから、肌になじませましょう。化粧水がなじみにくいと感じる場合は、化粧水の浸透を促す導入液や、リッチな潤い感をもたらす保湿美容液をプラスするのもオススメです。肌にたっぷりと潤いを与えた後は、仕上げに水分の蒸発を防ぐ乳液やクリーム、白色ワセリンでフタをし、潤いをしっかりキープしましょう。
使用する化粧水や乳液などは、セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿剤が高配合されているアイテムがオススメです。また、乾燥肌は刺激に敏感なため、アルコールや香料などが含まれていない、低刺激なものを選びましょう。

・ステップ③ 紫外線対策
長時間、強い紫外線を受けることでも肌のバリア機能は崩されると考えられています。そのため、メイクする前に日焼け止めを塗る、紫外線防止効果のある化粧下地やファンデーションを使うなどして、紫外線から肌を守りましょう。また、外出する際はつばの広い帽子や日傘を使って日光を遮断するのも効果的です。

●肌内部を潤す、こまめな水分補給

水分補給のイメージ

人間の体は、体重の約65%を水分が占め、このうち約15%は肌に蓄えられていると考えられています。水分量が保たれている時の肌は、しっとり潤った、健やかな状態にあります。しかし、汗や尿として体内の水分は失われるため、口から水分を摂取しなければ水分不足となり、肌の乾燥を招いてしまうのです。

体と肌に適切な水分量を保つには、1日に1.5~2Lの水分摂取が必要とされています。のどが渇いたと感じた時には、すでに体内の水分は不足している状態にあると考えらえているため、のどが渇きを覚える前に、こまめに水分補給しましょう。その際、一度にたくさんの量を摂取しても、尿として排泄されてしまうので、少量を頻回に分けて摂取してください。また、コーヒーや紅茶など、カフェインを含んだものも利尿作用があるため、体内の水分の排泄を促してしまいます。水分補給には、水や麦茶などがよいでしょう。

●ターンオーバーを整える、質の高い睡眠&栄養豊富な食事

栄養バランスの取れた食事

肌の細胞は新陳代謝により、1カ月前後の周期で古いものから新しいものへと、次々に生まれ変わっています。この仕組みを”肌のターンオーバー”といい、ターンオーバーが規則正しく行われることで、肌のバリア機能も維持されると考えられています。しかし、ターンオーバーはさまざまな原因で崩れてしまうため、そこからバリア機能の低下を招き、乾燥肌になる可能性があります。

ターンオーバーを崩す原因の一つに、睡眠不足があります。睡眠不足になると自律神経が乱れ、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうのです。夜更かしはやめ、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。また、就寝前にスマホなどを操作していると、目に入ったブルーライトが脳を刺激し、寝つきを悪くしてしまいます。良質の睡眠を得るには、就寝前はリラックスして過ごすのがよいとされているため、就寝30分前になったらスマホの利用はやめ、代わりに軽いストレッチや読書などをしてゆったり過ごしましょう。

さらに、ターンオーバーを崩す別の原因に、偏った食事による栄養不足があります。ターンオーバーを整えるには、新陳代謝をあげるビタミンB2やB6、バリア機能の維持に欠かせない必須脂肪酸、肌の原料となるタンパク質の摂取が大切です。ビタミンB2やB6はレバーやカツオ、鮭、必須脂肪酸はエゴマ油や亜麻仁油、たんぱく質は肉や魚、大豆などに豊富に含まれているので、これらを積極的に摂取しましょう。
また、中国伝統医学に基づいた薬膳の考え方では、以下の食べ物も乾燥肌によいとされています。

・豆乳…体液を増やして体を潤す
・すりごま…肌や五臓を潤す
・松の実…肌や髪、体内を潤す
・ハチミツ…肺を潤して、肌の乾燥を和らげる

乾燥肌の人は上記のものをそのまま食べたり、料理に取り入れたりしてもよいでしょう。

●肌の潤いを守る入浴法

バスタイムのイメージ

一日の疲れを癒してくれるバスタイムは、至福の時間です。しかし、熱いお湯に長時間浸かっていると、肌の潤い保持に必要な皮脂がお湯に流れ出し、肌を乾燥させてしまう可能性があります。さらに、その体をナイロンタオルでゴシゴシ洗ってしまうと、肌を傷めてバリア機能を低下させ、乾燥肌を招いてしまいます。

入浴時はお湯の温度を40度前後に設定し、浴槽に浸かる時間は10分程度に留めるようにしましょう。体を洗う際は綿などの柔らかい素材のタオルを使い、石けんやボディーソープを十分に泡立てて、肌をなでるように優しく洗浄します。肌への刺激が気になる場合は、手の平に泡を乗せて洗うのもよいでしょう。

入浴後は肌が乾燥しやすいため、すぐに保湿を行います。柔らかいタオルで水分を軽く拭き取ったら、すぐにクリームやローションなどで保湿をしましょう。肌が水分を含んでいる状態でクリームやローションを塗ると、よりしっとりとした肌に整うと考えられています。また、体内の水分も失われているので、スキンケアの後は速やかに水分補給も行いましょう。

まとめ

生活習慣が肌に与える影響は、一回、一回は軽微であっても、毎日繰り返されることでダメージが蓄積され、バリア機能の低下や肌内部の水分不足を招き、乾燥肌を引き起こすことがあるようです。特に、今回取り上げた4つのポイントは、適切に行うか否かで肌の状態を左右する、重要なものです。解説を参考に生活習慣を見直し、潤い肌を実現してくださいね。

木村医師よりコメント
日々の生活習慣は、肌の状態にも表れてきます。そのため、肌の状態が荒れてしまった場合にも、生活習慣を整えることで少しずつ改善が見られると思います。ご自身の生活の中で改善できるポイントを見直し、無理なく取り入れられる生活習慣を探してみてください。ひとつずつ習慣化していくことで、よりよい肌の状態が得られると思います。

監修者

監修者

医師・木村眞樹子
都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科として在勤中。内科・循環器科での診察、治療に取り組む一方、産業医として企業の健康経営にも携わっている。総合内科専門医。循環器内科専門医。日本睡眠学会専門医。ビジョントレーニング指導者1級資格。

【医師監修】4つのポイントを押さえて乾燥肌を改善しよう! 間違った生活習慣が乾燥肌の元凶に

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