2021.02.03 乾燥肌

【医師監修】乾燥肌の基準は?判断する目安や防ぐためのケアを紹介

乾燥肌
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肌がいつもカサカサして荒れやすい。肌がテカリやすく、夕方には化粧が崩れやすい…。そんな様々な肌の悩みは、実は肌質が原因なのかもしれません。自分の肌質を知ることは日々のスキンケアを適切に行うためには大切です。
今回は、「乾燥肌」がどのような状態や特徴で、どのような点に注意していけばよいかを解説していきます。

乾燥肌とはどのような状態?

白い粉がふいたようなカサカサ肌の状態を経験したことがある方もいるのではないでしょうか。乾燥肌は肌の水分量や皮脂量が不足した状態に陥っています。
「皮脂」の分泌量が低下すると、肌の表面で水分の蒸散を抑える働きが弱くなり、肌が乾燥しやすくなります。また、角質層に水分を留めておく役割がある「角質細胞間脂質」や水分を角質に引き寄せる役割がある「天然保湿因子(NMF)」が低下すると、肌内部の水分含有量が低下するため、肌が乾燥しやすくなると考えられています。
こうしたバリア機能の3要素は、加齢、日焼け、生活習慣の乱れ、ストレスなどで乱れてしまうことがあるために注意が必要です。

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乾燥肌の基準とは?4つの肌タイプとそれぞれの特徴

一般的に肌質とは、肌の水分量と皮脂量を指標として、そのバランスにより「乾燥肌」、「脂性肌(オイリー肌)」、「混合肌」、「普通肌」の4つに分類されます。
たとえば普通肌は、皮脂の分泌量が適度にあり、保湿能力が高く、角層水分量が多いことから、特に肌トラブルを抱えない良好な状態ですが、季節や体調によっては乾燥肌や脂性肌に傾くことがあります。
さて、次の3つの肌タイプはどのような特徴があるのかみていきましょう。

●乾燥肌にみられる特徴

乾燥肌は皮脂量が少なく、保湿能力も低下した状態の肌をいいます。肌荒れしやすく、触ったときにカサカサ・ザラザラしていると感じることが多いです。また、鏡で自分の顔をみたとき、白い粉をふいているように見えたり、洗顔後に肌がつっぱった感じがします。
肌に透明感やハリが失われ、特に目元や口元にしわっぽくなってくるのも、肌の水分量が不足して起こるもの。女性のなかには、化粧の際にファンデーションなどのノリが悪いと気になったことがある方もいると思います。これも肌が乾燥した状態であるというサインです。
乾燥肌はバリア機能が低下しているため、少しの刺激にも敏感になっています。化粧の際にしみたり、痒みを伴ったりしたら、それは乾燥肌であることが原因かもしれません。

●脂性肌(オイリー肌)にみられる特徴

脂性肌(オイリー肌)は、皮脂量も水分量も多い状態の肌です。水分が多いためにうるおいのある肌ですが、皮脂が多いためにニキビや吹き出物ができやすい肌です。特に皮脂腺の多い額や鼻筋といったTゾーンが皮脂でテカったり、触るとべたつきを感じたりするのが特徴です。

●混合肌にみられる特徴

混合肌は乾燥性と脂性の両面を持ち合わせた肌タイプです。皮脂量は多く脂っぽいのですが、肌の水分量が少ないために、顔の一部分が乾燥気味でカサカサしているのが特徴です。皮脂が固まって毛穴に角栓ができやすく、肌がザラザラしていたり、ニキビや吹き出物ができやすかったりするため、Tゾーンを中心に額、鼻、あごにニキビが出やすい方もいます。また、バリア機能が弱いために刺激を感じやすかったり、痒みを伴ったりすることもあります。

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乾燥肌と混合肌はどう見分ければよい?

4つの肌タイプのなかでも「乾燥肌」と「混合肌」を見分けることが難しい場合があります。そこで、両者を簡便に見分ける方法として、洗顔後の肌の状態に着目してみると、自分が乾燥肌であるか混合肌であるかをセルフチェックできます。
通常の洗顔後に、タオルで水分をふき取り、化粧水や乳液をつけずに20分ほど放置してください。このとき、肌がどんな状態になっているかをチェックしてみましょう。
肌全体につっぱり感が残り、特に皮膚の薄い部分が気になるなら「乾燥肌」の可能性があります。
肌全体につっぱり感が残るものの、Tゾーンにテカリが気になる場合は「混合肌」の可能性があります。
ただし、上記はあくまでも簡易的に見分ける方法です。肌質が気になる場合や判断に迷う場合は、百貨店やドラッグストアの化粧品コーナーでアドバイザーの肌診断を受けてみるのもおすすめ。また、皮脂の過剰分泌やひどい乾燥が気になるようならば、皮膚科医に相談してみてください。

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乾燥肌だとわかったらどうケアすればよい?

乾燥肌は皮脂量が不足し、角層の水分量が不足した状態です。肌に油分と水分をバランスよく補うことが肝心になります。
たとえば、ヒアルロン酸・セラミド・グリセリンなどが配合された化粧水を使ってみてください。肌にうるおいを与え、角層の保湿機能を高め、角層の水分量が多い状態を保つことができます。また、白色ワセリンもおすすめです。皮膚表面を油の膜で覆うため、化粧水などで補った水分が蒸散してしまうのを抑えることができます。スキンケアを行った最後に塗るとよいでしょう。
肌質は体調によっても変化するため、生活習慣にも気を配るようにしましょう。たとえば「睡眠」は、成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバーを促進するため、バリア機能を整えてくれます。良質な睡眠を心掛けてください。「食事」も栄養バランスのよい食事にしましょう。加工食品やお菓子類は控えめにし、たんぱく質やビタミンなどの栄養素をしっかり摂取してください。「水分補給」もこまめに。脱水状態は肌の水分量の不足も招いてしまうことになります。特に冬場は外気が乾燥しやすく、肌からの水分蒸散も知らず知らずのうちに進んでしまうため、喉の渇きを感じる前にこまめな水分補給を心掛けましょう。
その他に、喫煙、紫外線なども肌トラブルの原因になるため、禁煙したり、日焼け止めを塗ったりなどの紫外線対策を講じましょう。

まずは乾燥肌の基準を知り、自身の肌について理解しよう!

肌のタイプは大きくわけて「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の4種類あります。自分がどの肌質であるかを見極め、それに応じたスキンケアをしていくことが大切になります。先ずはセルフチェックや専門家のチェックを受けて、自分の肌質を知りましょう。
そのうえで、スキンケアを行っていくことが重要です。刺激の少なく、肌の成分に近いものを選びましょう。生活習慣も肌トラブルを回避するために今一度見直してみましょう。ただし、症状がひどい場合にはひとりで悩まず、皮膚科の専門医に相談しましょう。

中島医師よりコメント
特に肌質に合わせていただきたいのがクレンジングです。油分を取りすぎていないか、きちんと汚れが落とせているかを見極めながら使用しましょう。どの肌質も丁寧なクレンジングと保湿をしっかり行うことが大切です。

監修者
監修者_中島

医師・中島由美
金沢医科大学医学部を卒業後、大学病院で小児科、市中病院で内科医として勤務。皮膚科、美容皮膚科でも研鑽を積み、2018年クリスタル医科歯科クリニックにて内科、アレルギー科、美容皮膚科を開設。内科院長として勤務。

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