2019.07.02 インフルエンザ予防について

流行するには理由がある? 毎年流行するインフルエンザについて

インフルエンザ予防について
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毎年多くの感染者を出すインフルエンザ。一度インフルエンザになった人が再び感染したり、予防接種を受けていてもインフルエンザにかかったりするのはどうしてなのか、疑問に思ったことはありませんか?今回は、インフルエンザが毎年流行する理由と、感染しないための対策についてご紹介します。

なぜ毎年インフルエンザが流行するのか

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。もともとインフルエンザウイルスは渡り鳥の腸内で増えるウイルスでしたが、人間の生活圏にいるアヒルや豚へと宿主を変えて感染を広げ、変異を繰り返した結果、人間にも感染するようになったといわれています。

インフルエンザウイルスは、大きく分けてA型、B型、C型に分類されますが、これらは増殖するスピードが速い上に、次々と変異する特徴を持っています。そのため毎シーズン違う型のインフルエンザウイルスが出現することになり、過去にインフルエンザにかかっていても、新たな型のウイルスに対しては免疫ができていないという状況が生まれます。さらに、予防接種で使うワクチンは、その年に流行したインフルエンザの型を踏まえて次のシーズンの流行を予測して作られますが、必ずしも予測通りのウイルスの型が流行するとは限りません。これらの2つが、以前インフルエンザにかかったことがあっても、また予防接種を受けていても、毎年インフルエンザが流行する理由といえます。

さらに、インフルエンザが毎年流行する別の要因として、感染経路があります。インフルエンザは、感染者のくしゃみなどに含まれるウイルスを直接吸い込むことや、ウイルスが付着したものを触った手で目や鼻に触れることで、そこからウイルスが侵入して罹患するケースのほかに、空気を介して感染するケースがあります。特に気温が低く乾燥した冬の環境下では、インフルエンザウイルスは感染力を保った状態で長時間空気中を漂っています。そのため、知らず知らずのうちに空気中を漂うインフルエンザウイルスを体内に取り込むリスクが高まっているのです。このインフルエンザが空気感染するということも、流行しやすさの原因のひとつといえるでしょう。

 

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インフルエンザが流行する時期は?

インフルエンザウイルスは、湿度が20%以下の乾燥した空気と、気温が20度以下という条件が重なった環境下で活発になる性質があります。このため、インフルエンザが特に流行しやすいのは、気温が下がり空気が乾燥する12月から3月頃で、1月下旬から3月上旬にそのピークを迎えます。寒さ対策のために窓を閉め切って暖房を使うことが増えると、インフルエンザウイルスが活発になりやすい条件がそろってしまうので、注意が必要です。また、寒くなって体が冷えると免疫機能も下がるため、インフルエンザウイルスに感染しやすくなるといわれています。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザには以下の3つの感染経路があります。

①飛沫感染
インフルエンザの患者が、咳やくしゃみをしたとき、唾液や鼻水などの飛沫と一緒にウイルスが周囲に飛び散ります。この飛び散ったウイルスを周囲の人が鼻や口から直接吸い込んだり、目の粘膜に付着したりすることによって、感染を起こすのが飛沫感染です。飛沫は一度のくしゃみで半径1~2メートルほど飛ぶため、患者の近くに居れば居るほど感染のリスクは高くなります。

②接触感染
ドアノブや手すりなど、インフルエンザウイルスが付着したものに触れた手で、自分の鼻や口、目などを触ることによって、感染するケースです。飛沫感染より感染力は低いものの、自分の手についたウイルスをそのままにしておくと、感染したり感染を広げたりする原因になります。

③空気感染
空気中に浮遊するインフルエンザウイルスを吸い込むことで感染するケースです。ウイルスが活発になりやすい、気温の低い乾燥した空間や、十分に換気が行われていない空間内では、特に空気感染のリスクが高くなります。

 

■ワクチンは実物ではありません。イメージ写真としてご利用ください。

インフルエンザの流行前にできる対策

インフルエンザが流行する前の予防策として考えられる方法には、次のようなものがあります。

①予防接種を受ける
インフルエンザにかからないようにするためには、インフルエンザが流行する前の10月から11月にかけて、早めに予防接種を受けるようにします。予防接種を受けたからといって必ずしもインフルエンザにかからないわけではないのですが、万が一、感染してしまったとしても重症化を防ぐことができます。

②こまめな手洗いを行う
不特定多数の人が触れるものには、インフルエンザウイルスが付着している可能性が高く、それらを介してウイルスに感染してしまうことは珍しくありません。そういった感染を防ぐためには、普段から手洗いを徹底して行うようにしましょう。その際、石けんを使って指の股や節など、特に洗い残しが多い場所を意識して洗うことを心がけてください。なお外出時などで、手が洗えないときには、アルコールタイプの手指消毒剤も有効です。

③十分な休養やバランスの良い食事をとる
インフルエンザにならないためには、生活習慣を整えることも大切です。睡眠不足や栄養の偏り、過労などは免疫力を落とす原因となります。十分な休養とバランスのよい食事を心がけ、免疫力の強化を図りましょう。

④適度な湿度を保ち、換気を心掛ける
乾燥した空気は、のどや鼻の防御機能を弱めるだけでなく、インフルエンザウイルスの感染力を高めます。特に暖房などで乾燥しやすい冬は加湿器などを使って、部屋の湿度を50~60%に保つようにしましょう。また、空気の流れのない閉め切った部屋は空気感染のリスクを高めるため、こまめに換気をして空気を入れ替えることも大切です。

⑤人の多い場所への出入りを避ける
乳幼児や高齢者、妊婦、基礎疾患のある人などで、インフルエンザ感染のリスクが高いと思われる人は、インフルエンザのシーズンに入ったら、人の多い場所への出入りはなるべく避けるようにした方が無難です。どうしても必要な場合には、マスクを着用するなどして、飛沫感染を防ぐようにしましょう。

 

まとめ

変異を繰り返すことで毎年流行するインフルエンザですが、ご紹介した3つの感染経路からインフルエンザウイルスが体内に入りこまないように、流行前から対策をしておくことが重要です。感染しない、感染させないためにも、手洗いの徹底や予防接種など、しっかりと対策をしておきましょう。

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