2019.12.03 インフルエンザ予防について

インフルエンザになった!保育園はいつから行っていいの?

インフルエンザ予防について
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毎年猛威を振るうインフルエンザ。感染力が強いため、保育園などで集団生活をしている子どもは、予防接種を受けていても感染してしまう場合があります。またインフルエンザにかかってしまったら、解熱してもすぐには登園できず、自宅で待機しなければなりません。今回は保育園に通う子どもがインフルエンザに感染した場合の登園できるかどうかの基準と、インフルエンザに感染しないための予防法について紹介します。

インフルエンザの出席停止期間とは?

インフルエンザにかかると感染防止のため、数日間は保育園や学校を休まなければなりません。学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」を出席停止期間と定めています。ただし、この条件に該当する学校は小中高校・大学であり、保育園や幼稚園に通う幼児の場合は、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで」が登園禁止期間とされています。以下で、保育園や幼稚園に通う子どもがインフルエンザを発症してから、登園が再開できるようになるまでの具体的な流れを紹介します。

<インフルエンザの登園停止期間早見表>

インフルエンザ発症後、幼稚園または保育園へ登園可能になるには、「解熱後3日が経過していること」と、「発症後5日が経過していること」の2つの条件を満たす必要があります。発症とは発熱の症状が現れたことを指し、日数を数える時は発症日は含まず、翌日からを発症1日目と数えます。両方の条件を満たさなければならないため、たとえ発症後すぐに解熱し、元気になったとしても、発症から5日間が経過していなければ登園はNGです。以下の早見表を参考にカレンダーなどで登園可能日を確認してください。不安な場合はかかりつけ医の先生に確認するようにしましょう。

インフルエンザの登園停止期間早見表

未就学児の出席停止期間が児童・生徒より長い理由

インフルエンザにかかった場合、保育園や幼稚園では通園可能となるのは「解熱後3日」と決められています。これは学校に通う子どもより解熱後の出席停止期間が1日長く設定されていることになります。この理由のひとつには乳幼児の場合、免疫機能の発達が十分ではなく、インフルエンザウイルスの増殖・排出が長期にわたって続くと考えられていることがあります。また、年長児によくみられる症状に、3日ほど高熱が出て一旦解熱し、その後再び発熱する二峰性発熱があります。元気になったように見えても、完治しているわけではないため、他の子どもへ感染を広げるリスクが考えられるのです。こういった理由から、学校に通う子どもより1日長く解熱後の日数が設定されているようです。

保育園に学級閉鎖はないの?

日中は夫婦ともに仕事に出るので子どもを保育園に預けている方も多くいるかと思います。そのため、保育園が学級閉鎖になると仕事を休まなければならず困ってしまう保護者も多いでしょう。では保育園が学級閉鎖になることはないのでしょうか。
厚生労働省による『保育所における感染症対策ガイドライン』によると、インフルエンザに限らず感染症が発症した場合、「保育所や地域の感染症の発生状況等から、嘱託医が、感染症を予防する上で臨時に保育所の全部又は一部を休業することが望ましいと判断した場合にも、市区町村、保健所等に連絡し、情報共有を行いながら、密接に連携し対応する」ことになっています。このことから、インフルエンザの発生状況によっては、保育園が学級閉鎖になる場合もあるということを知っておきましょう。

インフルエンザになったことを内緒にして通わせるのはNG

子どもがインフルエンザになってしまったら、心配な事はもちろんですが、仕事を持っている保護者なら「どうしよう…」と困惑する人も多いでしょう。子どもが完治するまで約1週間、自分も感染してしまうと最長2週間も休まなければならない可能性もあります。ふと「インフルエンザと保育園に伝えなければ、熱が下がったら登園できるのでは」と考える方もいるかもしれません。しかしそのせいで保育園にインフルエンザが蔓延し、重症化する子どもが出る可能性もあります。絶対に隠すことなく報告するようにしましょう。
万が一子どもがインフルエンザにかかってしまったら、可能であれば親のどちらかが仕事を休んで側にいてあげましょう。難しい場合は、近しい身内の方にお願いするのも一つの手です。また費用はかかりますが、病児シッターなどを利用する方法もあります。

保育園ではどうやってインフルエンザがうつる?

保育園で遊んでいる子ども

主な感染経路は飛沫感染と接触感染

インフルエンザの感染経路には飛沫感染と接触感染があります。飛沫感染は、感染した子どもが咳やくしゃみをした時に、一緒にウイルスを放出し、その飛沫を別の子どもが口や鼻から吸い込むことでウイルスが体内に入り込み感染することです。
また接触感染は、感染者の放出したウイルスが付着した場所や物を触って感染することをいいます。感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後や、鼻水をぬぐった後に、その手で触れた場所にウイルスが付着することがあります。保育園の場合、感染した子どもの触った絵本やおもちゃ、遊具やドアノブ、水道の蛇口などに他の子どもが触れ、さらにその手で鼻や口を触ることにより、粘膜などからウイルスが体内に入り感染する可能性があります。

保育園やお家で欠かせない予防法

手を洗う子ども

インフルエンザは感染力が強いため、大勢の子どもが同じ空間で長い時間を過ごす保育園内で1人が発症すると、短期間で感染が広がる可能性があります。また、家族の誰かが発症した際、家族全員に感染が拡大してしまうことも珍しくありません。感染を防ぐために日頃から以下の予防法を心がけましょう。

① 予防接種

予防接種を受けてもインフルエンザにかかることはありますが、感染した際に重症化を防ぐ効果が期待されています。そのため、抵抗力の弱い乳幼児はぜひ受けるようにしてください。なお、インフルエンザワクチンは接種後、抗体ができるまでに2週間程度かかるため、遅くとも11月中には家族全員が受けておくことが理想です。大人は1回、13歳未満は原則2回接種が必要です。

② 手洗い・アルコール消毒
帰宅時や食事の前には必ず手洗いをする習慣をつけておきましょう。子どもの手洗いは必要に応じて親がサポートしてあげながら、指の間や指先、手首などを丁寧に洗います。乳幼児の場合は除菌ティッシュなどで手や顔を拭いても良いでしょう。また、アルコール手指消毒液による消毒も有効と考えられています。手のすみずみまで、ムラのないようにすり込んでください。さらに、手洗いと合わせてうがいを行うと、のどについたウイルスを洗い流す効果が期待できます。

③ 規則正しい生活
睡眠時間をしっかり取るなど、普段から早寝早起きをし、規則正しい生活を心がけましょう。またバランスの取れた食事で免疫をアップさせておくことも重要です。

④ 人混みを避ける
インフルエンザが流行してきたら、人混みへ出かけるのはなるべく避けるようにしましょう。どうしても出かけなければならない場合は、極力混み合う時間を避けるようにしてください。

⑤ マスクをする
インフルエンザの流行期には、咳やくしゃみを直接口元に浴びないよう、マスクを着用しましょう。また感染の疑いがある人も、マスクをしてウイルスの放出を防ぎます。感染した人の世話をする場合もマスクをつけて予防をしましょう。

⑥ 加湿・換気
湿度が低い環境では、ウイルスの生存率が高いうえ、気道粘膜の防御機能は低下します。加湿器などを使用して、部屋の湿度を50~60%に保っておくとウイルスの感染力を弱めることができるといわれています。加えて定期的に窓を開け、換気も行ってください。

まとめ

保育園に通う子どもを持つ保護者にとって、インフルエンザをはじめとする感染症は避けて通れない問題です。日頃の手洗いやうがいの習慣化はもちろんですが、規則正しい生活リズムを整え、ワクチンの接種で感染を予防するなどしっかりと予防策をとり、インフルエンザシーズンを乗り切りましょう。

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