2021.04.12 インフルエンザ予防について

【医師監修】インフルエンザ対策を始めよう!6つの具体策と症状を見分けるポイント

インフルエンザ予防について
  • twitter
  • facebook
  • はてブ!
  • twitter
  • facebook
  • line

59-01

インフルエンザは、流行る時期を知ってあらかじめ対策をしておくことで、ある程度は予防することができる疾病です。今回はインフルエンザが流行る時期について紹介し、今すぐできる6つの予防策を解説します。

また、インフルエンザが流行る時期は風邪も流行っています。症状によってはアレルギー性の鼻炎などと混同することがあるかもしれません。インフルエンザの初期症状についても説明しますので、インフルエンザなのかどうかを見分け、早めに対応するようにしてください。

インフルエンザが流行る時期はいつ?

インフルエンザは例年11月下旬~12月上旬に感染者数が増え始め、翌年1~2月頃にピークを迎えて4~5月頃に減少していきます。冬~春にかけて乾燥しやすい時期に流行するので、インフルエンザ対策も冬~春の長期間おこなう必要があります。

インフルエンザを予防する6つの対策

インフルエンザの予防につながり、簡単に実施できる6つの対策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

●流行する前にワクチンを接種する

インフルエンザのワクチンを接種することで、次の2つの効果を期待できます。

  • 発症する可能性を低減させる
  • 発症した場合、重症化を防止する

インフルエンザのワクチンを接種しても、インフルエンザに感染しないようにすることはできません。しかし、接種することで、感染したとしても発症を抑えたり、感染・発症したとしても重症化を防止したりする効果が期待できます。

特に高齢の方や基礎疾患のある方はインフルエンザにかかると重症化するリスクが高いとされています。重症化を予防するためにも、インフルエンザが流行する前にワクチンを接種することが望ましいでしょう。

●人ごみを避ける

インフルエンザを予防するためには、インフルエンザウイルスに感染しないようにすることが大切です。インフルエンザウイルスは咳やくしゃみによる飛沫感染で広がっていくので、不特定多数の人がいる繁華街やイベント、席が近い飲食店などの人ごみを避けることである程度は感染を予防できます。

特に高齢の方や基礎疾患のある方、また、妊婦や体調が優れない方も重症化を避けるために、混雑する場所への外出は控えてください。

●マスクを着用する

マスクを着用することで、ある程度は飛沫感染を防ぐことができます。しかし、マスクの素材や材質によっては、インフルエンザ感染者が飛ばした飛沫に含まれるウイルスがマスクを通り抜けて口や鼻の中に入り込む恐れがあります。特に繁華街などの人が多くいる場所に出かけるときは、ウイルスにも有効とされる高性能の不織布マスクなどを用いて自衛するようにしましょう。

また、マスクを装着するときは隙間ができないように顔に密着させることが大切です。不織布マスクの場合は、ワイヤーを鼻と頬に沿わせて固定します。次にマスクのプリーツを下方向に引っ張り、顎下までしっかりと覆うようにします。サイドが開いてしまう場合は、不織布マスクの下に顔の凹凸に合わせてフィットする布マスクを重ねて対策しましょう。

●手洗い・うがいを習慣化する

インフルエンザウイルスは飛沫感染だけでなく接触感染することもあります。手にインフルエンザウイルスが付いているかもしれないので、石鹸による手洗いでしっかりと落としましょう。

また、アルコール製剤による手指衛生もインフルエンザウイルスの除去に効果があります。玄関にアルコール製剤を置いておき、外出から帰ったらすぐに使用する習慣をつけることで、家庭内にインフルエンザウイルスを持ち込まないようにしていきましょう。

●免疫力をつける

どんなに予防してもインフルエンザウイルスに感染してしまうことはあります。しかし、感染しても免疫力が高ければ、発症を回避できたり、発症後の重症化を抑えられたりすることがあります。免疫力を高めるためには、普段から十分に休養を取り、バランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。

また、腸には全身の6割以上の免疫細胞や抗体が存在することから、腸の健康を意識することも大切です。便秘になると腸に老廃物が溜まってしまうので、ヨーグルトや漬物などの発酵食品や食物繊維が多く含まれた食品を意識的に摂取し、健康な腸を維持していきましょう。

●室内を加湿する

冬場はエアコンなどの空調機器や暖房機器を使用する機会が増えるため、室内が乾燥しやすくなります。しかし、空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。加湿器などを使って、室内の湿度を50~60%程度に保つようにしましょう。

抗インフルエンザウイルス薬とは?

59-02

「抗インフルエンザウイルス薬」とは、インフルエンザの予防として処方される内服薬のことです。例えばタミフル(一般名オセルタミビル)はインフルエンザにかかったときの治療薬として処方されることがありますが、予防目的で処方されることもあります。

インフルエンザに感染して発症した場合、発症から48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を服用すると、発熱期間が短縮されたり、鼻水や咳などの症状を緩和できたりすることがあります。症状を緩和するためにも、インフルエンザの発症が認められた場合は48時間以内に医療機関を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。

インフルエンザの症状が出てから48時間を経過して抗インフルエンザウイルス薬を服用すると、症状緩和などの効果を期待することが難しくなります。また、抗インフルエンザウイルス薬の用量や服用期間は必ず守り、正しく服用するようにしましょう。

インフルエンザの主な症状

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3つの型があります。毎年ヒトの間で流行するのは主にA型とB型で、それぞれ症状が異なります。

●A型の症状

A型は症状が激しく、また、感染力も高いため世界的に流行することもあります。38℃を超える高熱や関節痛、筋肉痛などの症状だけでなく、肺炎や脳炎などの深刻な合併症を引き起こすこともあります。

また、A型はウイルスの変異も激しく、ワクチンの予測が立てにくいインフルエンザです。そのため、一度A型にかかっても、別の型にかかる可能性があるため、免疫が機能しにくい傾向にあります。

●B型の症状

B型も毎年流行する感染力の高いインフルエンザですが、A型とは異なり、世界的な流行にはなりにくいです。症状はA型と比べると穏やかで、腹部の痛みや下痢を起こすことが多いです。

A型の中にもいくつも型がありますが、B型の中にもいくつもの型があります。そのため、同じ型でも複数回かかったり、異なる型にかかったりすることがあります。

インフルエンザが流行する前に対策を始めよう

インフルエンザはワクチン接種やマスク、手洗いなどである程度予防することができます。栄養バランスに配慮した食事や室内の加湿などでも、ある程度インフルエンザを予防することが可能です。11月下旬からインフルエンザが流行することが多いので、11月に入ったらインフルエンザの予防対策を始めるようにしましょう。

また、インフルエンザにかかって発症した場合でも、発症後48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を服用することで症状の重症化を予防することができます。インフルエンザが疑われる場合は、初期症状が現れてから12時間以降、48時間以内に病院へかかることが最適とされているため、この時間を目安に診察を受けるようにしましょう。

中島医師よりコメント
インフルエンザはワクチンを接種することで、感染発症リスクを抑え、感染しても重症化を防ぐことができます。手洗い、うがい、マスク、加湿は必ず行い、日頃から免疫力を上げるような食事や生活を心がけてください。発熱してすぐに検査しても抗体が出現していないことが多いので12〜24時間後に医療機関を受診しましょう。

監修者
監修者_中島
医師:中島由美
金沢医科大学医学部を卒業後、大学病院で小児科、市中病院で内科医として勤務。皮膚科、美容皮膚科でも研鑽を積み、2018年クリスタル医科歯科クリニックにて内科、アレルギー科、美容皮膚科を開設。内科院長として勤務。

この記事で紹介された商品について

手ピカジェル

手指・皮膚の洗浄・消毒に
水もタオルもいらない、すり込み式の消毒用アルコールジェル
細菌・ウイルスをすばやく消毒
※エタノール76.9~81.4vol%含有

手ピカジェルについてくわしく見る

【医師監修】インフルエンザ対策を始めよう!6つの具体策と症状を見分けるポイント

このコラムが気に入ったらシェアしよう!

【医師監修】インフルエンザ対策を始めよう!6つの具体策と症状を見分けるポイント

人気のある記事

おすすめの記事

インフルエンザ予防について

普通の風邪とは異なり、高熱や関節痛など全身に症状が現れるインフルエンザは感染力も非常に高く急激に発症します。インフルエンザに感染しない為には、事前の予防対策が重要。お子様や高齢者の方など年齢や性別を問わず猛威を振るう為、それに伴った手洗いやうがいをはじめとした、インフルエンザの様々な予防対策方法について知ることが大切です。

ノロウイルスなどの感染症予防について

感染症には様々な種類が存在し、ノロウイルスなどの感染症を患うと吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などといった症状を発症することがあります。また、人から人へと感染していく為、お子様や身内の方が感染した際にはしっかりと予防対策をしないとすぐに自分自身に感染してしまうことも。ノロウイルスなどを中心とした、感染症の身近な予防対策方法についてご紹介します。

KENEI CHANNEL

暮らしに役立つ情報を動画でわかりやすくご紹介します。毎日のお料理が楽しくなるレシピ動画や、お掃除のヒントになるようなお役立ち動画などをご紹介します。

製品ブランドサイト

手ピカジェル、手ピカジェルプラスといった、手ピカジェルシリーズやノロパンチなど健栄製薬の製品ブランドサイトをご紹介いたします。

ページの先頭へ